中堅ポケモン育成論~コータス編~
はじめに
皆さんこんにちは。
今回から中堅ポケモンについて考察していこうと思います。
初登場は2002年ポケットモンスタールビーサファイア。当時はフエンタウンのジムリーダーアスナの手持ち、エースとして君臨していました。
その眠そうな見た目とは裏腹にやたらと噴き出る蒸気と、24レベルから繰り出されるオーバーヒートで苦しめられたトレーナーも多いのではないでしょうか。
そんなコータスですが、あまり広くない技範囲と遅すぎる素早さ(後述)、耐久するにしても再生技がない、などの理由から永らくマイナーとしてのポジションを確立していました。
しかし、第6世代(?)で特性ひでりを獲得したり、その後も少しづつ強化されていたりと、徐々に力をつけていってる感覚はあります。
そこで、今回は第8世代での強化点と、環境の変化、コータスの愛らしさを中心に、ランクバトルで活躍できそうなコータスを考察していこうと思います。
1.種族値と強化点
https://yakkun.com/swsh/zukan/n324 (ポケモン徹底攻略様より)
H70 A85 B140 C85 D70 S20
パッと見た感じ、非常に素早さが遅いですね。
攻撃と特攻は85で同値なので、両刀も行けそうです。
見た目ではそこまで火力がないように思えますが、特性日照りのおかげで炎タイプの威力が1.5倍になるので、正直種族値以上の火力があると思います。
また、第8世代で技「ボディプレス」を獲得しました。
この技は自身の防御力と防御ランクを参照し、威力を決定する技なので、コータスの防御種族値140と非常に相性がいいです。てっぺきも覚えますし。
今回はコータスのこれらの特徴を生かし、トリルアタッカー型と、晴れアタッカー型の二つを考察していきます。
2.トリルアタッカー型
個体値31-31-31-31-31-×
努力値252-0-6-252-0-0
性格れいせい(特攻↑素早さ↓)
確定技 1.てっぺき 2.ボディプレス 3.大文字
選択技
…交代先にダメージを与える技。基本的に読み合いの中で打ちますが、正直トリックルームのターンがもったいないので優先度は低いかなと。
・ジャイロボール
…もともと素早さが低いので最大威力で放てます。フェアリー相手に刺せるのであってもいいと思います。
・あくび
…流し技として非常に優秀。相手積みアタッカーであれば積極的に打っていきたい技なのだが、トリックルームとの相性が悪い。トリックルームが貼れていない状況でも運用できるようにしたい、もしくはトリルアタッカーをコータス以外にもう一枚選出できるのであれば、この技を採用してもいいかもしれない。
…本来であれば、もう一つ晴れアタッカー型を考察するところですが、確定技にステルスロックを組み込むだけなので型の考察はこれでおしまいにします。
トリックルームのもとで最速であるのが、トリルアタッカーの使命ではありますが、トリックルームが貼れなかった場合は、コータス本人の実力で戦うことになります。
とはいえ、種族値だけ見れば十分に力があるポケモンだと思います。このコータスを使ってみんなでマスターランクに行きましょう。